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pekoriperoriのブログ

主に読書、美味い店、旅行の記録と日々考えていることのメモ。知り合いには教えない予定。

本物のバイリンガルとの話。

今の彼は両親共に日本人だけれども、アメリカで生まれてアメリカで二十歳まで育っている。今も実家は向こうにあり、家族の中で本人だけが日本に来ている。

 家では日本語、当然学校含め外では英語、という環境で、アメリカにいた頃は圧倒的に英語の方が上手だった模様。(というか母国語は英語)

ここ10年近くは日本にいるためかなり日本語もうまいし、顔が日本人ということも手伝って、初対面の人などはおそらく数時間一緒にいるくらいではアメリカ人だとは気が付かないと思うレベル。
行動や考え方がやはり日本人らしからぬ感じがするという点と、酔っぱらったときに日本語が出づらくなり英語が増える点で初めて気が付くが、ある程度の時間を一緒に過ごさないと分からない。
 
この前彼とたまたまバイリンガルについて話していたのだが、本物のバイリンガルは非常に少ないと言う。
日英双方で意思疎通を問題なく取れる人は良くいるが、自分をバイリンガルと言う人の中でも、本当に両言語共ネイティブ(もしくは非常にネイティブに近い)レベルで話せる人はほとんどいないと。
わたしの英語レベルがそこまで高くないため彼の英語がどの程度かは詳細は分からないが、話しているのを聞いている限り少なくともネイティブと言われればそりゃそうだろうなと思ってしまうし、日本語に関しても、注意していないと第二外国語だとは分からないレベル。発音は完璧、日本人の成人でも知らない人がいるくらいの、日常会話であまり使わないような言葉をたまに知らないくらい。
アメリカで子供を育ててしまうと英語しか話せない人になってしまうため、ご両親がかなり意識的に日本語を教えてきたらしい。その環境の上で、さらに本人の努力が多分に必要だと彼は言っていた。
 
なので、彼は日英の言語の転換能力が非常に高く、勉強していて質問すると、とても細かいニュアンスまで分かりやすく説明をしてくれる。確かにこのレベルの人はバイリンガルを謳う英語の先生でもなかなかいないと思う。
外人の恋人が出来たら英語がうまくなるかな~なんて昔は思っていたけど、わたしが英語を使う・学び続ける努力ができるならば、彼のような人のほうが良い先生になれそうな気がする。
 
そしてそのバイリンガルの状態を維持するのは非常に難しいらしい。やはり日常使う言語に引っ張られてしまう為、最近は英語が下手になってきたと言っていた(母語だけど)。
彼はアメリカに割と頻繁に帰っているが、行き来した最初の1日は、アメリカに着いたときも日本に帰ってきたときも、どちらの言語もうまく出てこずとても困る模様。
 
両言語とも同じレベルの能力を維持するということは、かなり恵まれた環境で育った人間でも相当難しいということを初めて知った。